新春展「春のことほぎ」

美術館・博物館

  • 新春展「春のことほぎ」 初代 長次郎 黒樂筒茶碗 銘 杵ヲレ 元伯宗旦・啐啄斎 箱書付
「ことほぎ」は「言祝ぎ」と書き、言葉を使って祝うことをいいます。
年が明けた「ことほぎ」として、「あけましておめでとう」がありますが、そこに込められているのは、過ぎた年に対する感謝と、来たる年に対する期待や願いです。また、「形」を象徴するものにも「ことほぎ」があります。
たとえば「松」。樹木の一種ですが、慶事には格別の意味を持ちます。松の木の翠色は千年もの長い歳月を重ねてもその色を変えないところから、「松」は長寿や繁栄を象徴する「ことほぎ」です。つまりお正月に欠かせない門松や松飾りは「ことほぎ」を目に見える「形」にしたものなのです。こうして「言葉」から「形」へと「ことほぎ」は繋がっていきます。
今回の展覧会では、樂歴代による「ことほぎ」をご紹介いたします。銘、形、模様、絵柄などさまざまに「ことほぎ」が込められています。是非、樂焼ならではの優しく柔らかい「ことほぎ」をご覧いただけたらと存じます。
日程
2026年1月9日(金)~4月19日(日)
10:00~16:30(受付終了16:00)
料金
1,000円
場所
樂美術館
休館日
月曜日(祝日は開館)

おすすめコンテンツ